最終講義
自分の恩師は今年度で定年退職する。
大学の教員が定年退職する時には、これまでの研究や教育の内容を紹介する「最終講義」を行うのが通例である。
今日、恩師の最終講義が行われるため、1年ぶりに母校に行ってきた。
自分が母校を離れてから14年が過ぎた。
大学に勤めてからはその場その場で一所懸命仕事してきたつもりだった。
しかし、恩師に「自分は頑張っています」と言い切れるほどの仕事はしていないと思う。
恩師の定年退職の前に一定の成果を上げるべきだったと後悔している。
恩師のために仕事をしている訳ではないけれどもだ。
後悔のないように生きなければならないと改めて思う。