ルアー釣り(松前港周辺)
実は、先週の月曜日に植村君と釣りに行ってきた。
植村君は惜しいところでヒラメを逃し、自分はシーバスをフッキングしたものもバラしてしまった。
このまま終わるわけにはいかない。
ところが、先週はずっと天気が悪く釣りができなかった。
今日は久しぶりの快晴なので、早朝5時から松前港周辺で釣りをすることにした。
波も風もない絶好の釣り日和である。
気合を入れてメタルジグを投げるが全然釣れない。
メタルジグをゆっくり巻いて海底付近を探っていると何かがかかった。
イイダコだ。
ルアーで釣れた最小の魚介類である。
リリースすると墨を吐きながら海底へ帰っていった。
それにしても釣れない。
テトラポッドでフナムシがのんびり交尾をしていた。
ちくしょう。
今日は日曜日だが仕事があるので7時で納竿した。
このままでは終われない。
急いで仕事を終わらせ14時過ぎに再び松前港に向かう。
必死でメタルジグを投げるがまったくアタリがない。
もう体力的に限界だ。
17時になったら帰ろう、ということで最後にメタルジグを投げてみる。
なんと最後の最後にアタリが来た!
この引きはかなり強く、ずっと引き続けている。
ハマチに間違いない。
必死で玉網を使いハマチを救い上げた。
50cmくらいだった。
「くらいだった」というのには理由がある。
このハマチは奇形だったのだ。
尾部が曲がっているのでサイズを正確に測れない。
奇形のハマチを見るのはこれが3匹目だ。
奇形の原因には漁網防汚剤・木材防腐剤・農薬・船底塗料として使われていた有機スズ化合物、工業排水、養殖で使われている抗生物質などが考えられている。
有機スズ化合物は「環境ホルモン」としても有名である。
養殖で奇形になったものを海に逃がす場合もあるらしい。
幼魚時の負傷により奇形になることもあるらしいが、この奇形は人間によってもたらされた可能性が高いだろう。
本当に悲しいことだ。