暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

釣り納めその2

冬休み二日目。
昨日の釣り納めはなかったことにして、今日が本当の釣り納めだ。
とは言え二日連続佐田岬は体がもたないので第二の河口に行ってきた。
 
朝3時半に起床して第二の河口に着いたのが5時頃。
中潮の今日はこの時点で満潮なので潮の下げ始めを狙うつもりだ。
辺りはまだ暗く潮はかなり澄んでいる。
ひとまずメバル用ミノーを投げてみるがアタリだけでなかなかフッキングしない。
40cmくらいの魚が喰いついてきたものの10秒くらいでバラしてしまう。
これはいつものバラシパターンなのではないだろうか。
と思った次の瞬間、小さなアタリが来た!
慎重に寄せて抜き上げる。

20cm弱のセイゴが釣れた。
この後もひっきりなしに釣れる。

これでボウズを免れたのでもう少し大きいシーバスを狙って場所を変える。
 
今回使ったルアーがランブルベイトのハウレイ110で、カラーがハッピーレモン系クリア(正式名称は失念)だ。
表層が攻められそうで、なおかつ暗闇に強そうなということで選んだ。
ハウレイを数回投げたところで足元でアタリが来た!
50cmくらいはあるシーバスでかなり暴れている。
これは何とか釣り上げたいところだが玉網を用意したところで痛恨のバラし。
しかもこれ以降はスレてしまったのかアタリがなくなってしまった。
 
次に選んだのはポジドライブガレージのジグザグベイト60S。
S字系ルアーでシーバスをその気にさせようという魂胆だ。
自分が常用しているS字系ルアーはノースクラフトのエアオグル85SLMだがこれが85mmとやや大きい気がしていた。
エアオグルには58mmのものもあるがこれはうまくS字に動いてくれない(自分の技術不足のせいかもしれないが…)。
ジグザグベイト60Sは60mmと小型ながらS字に泳いでくれる、使えそうなルアーである。
実は手持ちのものは二個目で、一個目は一ヶ月ほど前に根掛かりでロストしてしまったのだ。
ということでほぼ初陣のジグザグベイトを試してみることにした。
ダウンに投げた一投目、答えはすぐに出た。
いきなりのアタリに驚きつつ何とかいなして玉網で掬う。

39cmのヒラセイゴだった。
これでまた一つ頼りになるルアーを手に入れることができた。
 
ここまでを振り返ってみると、今日はシーバスの活性が高くまだまだ釣れそうな気がする。
ということで次に選んだのがスミスのハルカ125Fだ。
これは釣り部のエースがプレゼントしてくれたものだ。
今までに外海で何度となく使ってきたが、アジやサゴシらしきアタリがあったもののまだ釣り上げたことがなかった。
このルアーを第二の河口で試したい。
これを投げて引いてみると、流れがやや早いうえ足場が高いためレンジが上がり引き波を立てて戻ってくる。
クロスに投げて引いている時にガツッとしたアタリが来た!
ロッドを思いっきり下げて鰓洗いを凌ぎつつ足元に寄せる。

51cmのタイリクセイゴを釣り上げた。

今年の最後にハルカが大きな仕事を果たしてくれた。
エースからもらったこのルアーでどうしても年内中に釣りたかったのだ。
 
これで時合が終わったのだろうか、嘘の様にアタリがなくなってしまった。
そして夜が明けてくる。
この時期、この県ではなぜかミカンが海に浮かんでいる。

これ以降はどんなミノーやシンキングペンシルを投げてもアタリはなかった。
最後の切り札はバイブレーション。
レンジバイブ70ESを投げて引いてみるとアタリがあるがこれはバラした。
その数投後、再びアタリが来た。

42cmの傷だらけのタイリクセイゴだった。
 
これで今日の釣りは終わり。
小物ばかりだったが自分としては出来過ぎの一日だった。
明日も釣れるかもしれないが、欲を出すと罰が当たりそうな気がしたのでこれで今年の釣りは終わりだ。
明日は大人しくしていよう。