暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

想定外の佐田岬(前編)

気付けば今週は実験サンプルの分析ばかりしていた。

せめて今日くらいは釣りに行っていいだろう。

と言うことで久しぶりに佐田岬に行ってきた。

 

朝3時半に起床して佐田岬に向かう。

佐田岬の付け根に入った頃、雨が降り出した。

天気予報では午後から雨のはずだったのに・・・。

釣り場に到着したのが朝5時頃で周りは真っ暗だ。

心配していた雨も気にならないくらい弱く釣りに支障はなさそうだ。

今日は大潮で朝マズメに潮が動く好条件(のはず)だ。

少しだけ先客がいたが、特に問題なく釣り場を確保できた。

 

まずはシーバス狙いでルアーを投げる。

エリア10とドーバー99Fを交互に投げて様子を見るも全くアタリはない。

パンチラインマッスル95にもアタリはない。

周りが暗いのでゆっくり引いた方が良いのか、あるいは大きめのルアーで魚にしっかり見せた方が良いのか・・・。

取り敢えず、ルアーを止めてみることにした。

エリア10を投げて数mだけ引いてからその場に止めておいた。

エリア10はフローティングミノーであるのでその場で漂うはずだ。

ただし、自分が見た限り、エリア10は汽水域ではゆっくりと沈むし、海水でもゆっくり沈むのを見たことがあるので、ゆっくり沈むのかもしれない。

どっちにしても真っ暗なので確認できないので、取り敢えず10秒くらいそのままにしておいた。

再びリールを巻き始めた時に何かの手応えがある。

魚だ!

あまり大きくはないようなのでそのまま寄せて玉網で掬う。

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何もしなくても釣れた

44cmのヒラセイゴが釣れた。

あまりにも呆気なく釣れてしまった。

 

ここで一つ問題が発生した。

と言うのも、今日は一匹釣れたら納竿する予定だったのだ。

まだ周りが明るくなっていないのに釣れてしまった。

しかも決して大きいとは言えない。

いろいろ悩んだ末、このセイゴをリリースして釣りを再開することに決めた。

自分の場合、こういう形でリリースするとその後で全く釣れなくなる。

しかし、隣の釣り人から「今日はまだまだ釣れますよ!」と声をかけてもらったことで踏ん切りがついた。

(後編に続きます)