釣島で釣り（後編）

釣り場を変えてルアーを投げ始める。
ミノーを投げてみるがアタリがない。
一方、ワームを投げていた清原君がアジを釣り上げた。

彼はこの後も続々とアジやメバルを釣り上げる。
今夜はミノーではダメなのだろうか？
　
しばらく休憩して夕飯を取ることにした。

釣り部のいつもの光景である。
サビキ釣りとはいえアジやサバが釣れているので気持ちよく箸が進む。
　
食後にようやくミノーで1匹釣り上げた。

サビキ釣りで釣ったものよりもかなり小さい。
釣島は水深がかなりある。
おそらく大型のアジは深いところにいるのだと思う。
ルアーを重くしたり、あるいはかなり沈めれば、深いところも攻められるだろう。
しかし、ルアーを重くすればアジの喰いつきが悪くなりそうな気がするし、軽くするとなかなか沈まないしすぐに浮き上がってしまう。
そのうえ近くでサビキ釣りをしている人がいるのだから、もう釣れる気がしない。
　
ふとサビキ釣りをしていた人達を見ると釣りを止めて、その場で寝ていた。
自分達も仮眠を取ることにする。
幸いなことに仮眠を取れるくらいの気温だったので、ゆっくり休むことができた。

瀬戸内海の島での夜明けは美しい。
　
この後もルアー釣りを続けるが何にも釣れなかった。
清原君が23cmの金メバルを釣り上げたのが唯一の釣果だ。

　
納竿して帰りのフェリーを待つ。

釣島には人懐こいイヌと、まったく人に懐かないネコがいる。
このネコは、以前に植村君が釣った魚を横取りしたヤツだと思う。
　
こうして今回の釣行を終えた。
久しぶりに魚をたくさん釣ったが、それらは全てサビキ釣りのおかげである。
いずれルアーで釣れるように腕を磨きたい。