暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

ニワトリの骨格標本

世界で最も多く飼育されている家畜はニワトリだ。
世界中のヒトの数よりも多い。
高タンパク低カロリーな卵と鶏肉が生産できるため、重要な家畜とされている。
ということでニワトリの骨格標本を作ることにした。
今回は「標本を煮て肉を取り除く」方法を試してみた。
羽毛と内臓を取り除いてから数時間煮込む。
当たり前だがとても良いにおいがした。
肉を大雑把に取り除き、3日ほど酵素入り衣料用洗剤に漬ける。
大部分の肉がなくなったが、よく見ると骨の色がそれぞれで違う。
鳥類の骨には骨髄の代わりに「気のう」が入っている「含気骨」がある。
上腕骨や骨盤などがそうだ。
骨髄があるものとないもので色が違うのだろう。
ものの本にはオキシドールで漂白できるらしい。
そこでオキシドールに漬けてみることにした。
と思ったらオキシドールが全然足りない。
4倍くらいに薄めて水増しして骨を漬けて一晩待つと

うまくできた。
ニワトリ1号の骨盤を背中側から見たもの。
自分の薬指あたり、つまり右側の骨盤の一部に色が残っているのはオキシドールが足りず、漬けきれなかったところだ。
あんなに薄めて使ったのに・・・すごいぞオキシドール