暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

梅津寺にて

昨日が大学の夏休み最後の1日だった。
夏休みには普段の授業がないので、マイペースで仕事ができる。
研究や論文作成にとりかかるにはうってつけの時期だ。
今年の夏も忙しかった。
最後の日くらい違ったことをしようということで、ボート部の学生にお願いして、ボート部を見学させてもらうことにした。
突然のお願いにも関わらず、ボート部の学生は快く引き受けてくれた。
ボート部は、近くに練習する良い河川がないので、自転車で40分間はかかる梅津寺の海岸で練習している。
早朝にボート部員2名とともに車で梅津寺の艇庫に向かう。
そこにはボートが整然と配置されていた。

自分はこういう空間が大好きだ。

小雨にも関わらず、「ダブル」なるものに乗せてもらい海に出た。
同乗した学生のスピードは並ではない。
梅津寺は漁船やフェリーも行き来しているのだが、フェリーと競争するような強者もいるそうだ。
自分も学生に教えてもらって漕がせてもらった。
当然のことながらうまく漕げない。
ボートは体全体をうまく操作して漕がなければいけない、高度なスポーツなのだ。
それにしても、学生のきびきびとした動きがすばらしい。
もちろん、ボートの管理や整備も学生自身でやっている。
30代半ばの自分は「最近の若者は…」と言いがちだが、こんな身近に己の体と心を一生懸命磨いている若者たちがいた。
頼もしい限りである。
彼らが練習している間、踝が浸かるくらいに海に入って散歩してみたところ、海底の砂の中から15cmくらいの魚が出てきて逃げた。
こんな浅瀬にも魚がいるのかとびっくりする。
その近くでゴンズイ玉も発見した。
ゴンズイには毒があるので気をつけなければいけない。

今度は釣りに来たい。